離れたのがつい1週間前であったのに、もう「もともと一緒だったんだから一緒にやれると思う」とうそぶいておられる与党の政治家がおる。
さすがに、新聞でも簡単に触れているだけで相手にもしておられないようであるが、一体どこからそうした考えが出てくるのであろうか不思議でならない。
報道によれば、解散、総選挙を11月ごろにして準備を進めるよう、官邸筋から野党筋に連絡があったとのことである。
これに対して野党は総裁任期が9月であり、それでは遅いと猛烈に反発しているとかいないとか、与党代表任期も9月でありあえて11月に総選挙のアド バルーンを上げたということは、除名処分した元代表を中心にして目の上のたんこぶがいなくなり、代表選を問題なく切り抜けることができるとの判断から、あ る意味余裕のそうした判断(?)なのか野党の出方を見るための様子見のアドバルーンなのかは我々には全くわからない。
またまた、政局がらみなのか、駆け引きなのか取引が延々と続くのだろうか。
国民不在の政治がまだまだ続く可能性も強いのではないかと思うとうんざりしてしまう。
特に、公債法案が成立しないと我々地方自治体の重要な財源である「地方交付税」が交付されないことになるとそれこそ自治体財政が立ち行かなくなってしまう。
基金を取り崩してやりくりする方法もあるでしょうが、それがない団体は全く行き詰ってしまうし、そればかりではなく国政そのものが機能しなくなってしまうことになる。
野党は、消費税増税法案の3党合意で協力してきたが、解散総選挙の期日と絡んで簡単にはそのあとの展望は開けないことにもなりそうで、これはいよいよ難しい局面になりそうだ。
しかし、強力な粘り腰でここをうまく乗り越えると、誰が何と言おうと、政権維持なのか代表を譲らずに任期一杯の総理を続けようとするのか、どうもいいようにいなされているようにも見えてくるのだがどうであろうか?
これはすごい強靭な精神と格闘技が趣味の凄腕なのだろうか。
そんな胸中とは別に、与党の実力者は、党の考え方でも何でもなく「これまで一緒にやってきた仲間であるし、政権を作った方であるから、考え方は同じであり、今後一緒にやれると思っている」と堂々と発言しておられる。
これに対し代表からは何のコメントもない。
まか不思議な政党である。
そう言えば、綱領のない政権政党ってないそうですねー。
益々わからない政治の世界ではあります。