爽やかな集い

農林水産大臣と秋田県農業関係者との集いがあり、ご案内があったので出席した。 現農林水産大臣のお話は何回かお聞きすることがあったが、いつも感じていることの一つに、他の人や政党などの批判めいたことは一切なく、淡々ともっぱら政策論議、考え方方向性などを的確に示してくれていて、とても参考になるし爽やかさを感じる。 この方の人間性であり政治家としての資質なんであろうと感じている。 今回の話しでも、政府関係のいろんな諮問機関からの意見にも、どちらかというと「すぐやれ!」といった意見が多いようであるが、農業はそんなにすぐに成果が出るわけではなく、春夏秋冬一年一作によってやっと農業生産ができるのであって、少なくとも3年あるいは5年スパンで農業の方向性示したいとしている姿勢には同感を覚える。 つまり、コメの生産調整一つをとっても、減反政策をやめるのではなく、現状を理解しつつ平場と中山間地の農業のありかたなど地域にあった農業の在り方を取り入れていくためには、多様な施策が必要であり、そのための方向性を考え、この期間に示していくための施策とするものであるとしているとのことであった。 何よりも、この日本の国土を考えるとき、画一的な農業施策はどんなに優秀な農林水産省の職員であっても無理であり、県独自で考えたり議論し合ってより良い農業政策とする攻めの農業に取り組んでいきたいとするものであったように感じた。 一方、参議院議員の初めての集いもあり、これでの後援会長の挨拶もまたよかった。 議員の活動が「颯々として風が立つ」との言葉を引用して、誠に爽やかで颯爽と若さにあふれた精力的な活動に期待感がいっぱいであることを述べておられた。 大変短い挨拶ながら議員の活動、性格を見事にとらえた素晴らしい挨拶であった。 その影響か、来賓のあいさつも6人もおりながら、短く感情のあるそれぞれのあいさつでとても和やかな会場であったし、集いであった。 御本人の挨拶もいつものことながら、堂々としたもので、聞く人たちの心に響くものがった。 久しぶりに、気持ちの良い集いであった。