やっぱり変な政権

散歩コースの家のそばに「夏目の木」がある。すっかり葉も落ちて夏目がたくさんなっている。 孫が、あれ何、と聞くので夏目だよと言って、食べることができるんだよと言って、一つ食べて見せたら、恐る恐る食べていたが、おいしい!と言ってまた食べている。久しぶりに食べた夏目は、嫌味がなくあっさりした甘さで、とってもおいしかった。 こんな風にして自然の果実を食べることのできる幸せはだんだんと薄れていくんでしょうか。どこかさびしい気がする。 そんな朝の日、日曜討論を聴いていておかしいぞとおもわずにはいられなかったことがある。 与党幹事長が、これほどまで国会運営について国民の民意が離れているにも係わらず、今年中の解散は考えられないと平然と言い放ったのである。 信頼しきって与党の議員さん方はよくぞ言ってくれたと手をたたいて喜んでおられたことでしょう。 しかも、そのときは総理大臣はもう機中の人となるべく移動の準備中で、ラオスに向かう。 その意思を確認しようにもできない、すごい仕掛けである。 報道記者が地団駄踏んでもどうしようもない。 やはり最後は総理大臣の専権事項なのである。誰がなんと言っても馬耳東風、言葉巧みに切り抜ける事は最大の武器とばかり、やり過ごせる能力はすごいことである。 新聞報道では、内閣支持率はついに、10%に突入と書いている。 しかし、与党支持者の50%近い数字が、解散は来年夏の衆参同時選挙が圧倒的に多い。 さもありなん、である。 これが、与党の最大の力であるのだと思う。 なんとしても来年夏まで持ちこたえるのが今の政権の寄るところであるのであるのでしょうか? どんな「試練にも絶えて見せます」。 まさしく歌の文句でありませんが、これが本音なのでしょうか、いやはや驚きました。 政治評論家は盛んに最低の内閣であると怒っていたり、これまでの民主党政権の菅、鳩山よりもひどいと言っておられますが、そんなの全く関心がございません。