探検と冒険

(講演する高橋大輔さん)

秋田生まれの探検家であり、小説家でもある高橋大輔さんの講演会が、秋田魁政経懇話会主催で行われた。 かのロビンソン・クルーソーの住居跡を発見したことで、一躍注目された方のようです。 実は、日本のロビンソン・クルーソーがおり、漂流し長いこと孤島にすみ続けた日本人も多いことを今回知ることとなった。その孤島は、東京都の秘境「鳥島」である。 そこの歴史、アホウドリ、自然、火山などを総合的に其々の学者と一緒に研究探検しようとしたが、前例がないとして上陸の許可が得られず実現できないでいるとのこと。何せ、八丈島から50km以上、チャーターする漁船で72時間 漁師もいきたがらない波浪の激しい孤島で、ヨットが一番早く着けるくらいの自然環境が厳しいところなそうです。何故かヨットは風を受けるとスムースにつけるそうです。 いずれ、話を聞いただけでも、日本人が日本を見直す必要性を探検を通じで得たいとする心意気を感じた。 この鳥島探検と日本アルプスの劔岳が登山家としてはものすごく難攻不落の山だそうですが、ここにも多くの歴史、宗教的研究、探検の意義のある山であるとして挑戦したいとのことであった。 前例がないとして許可しない、前例踏襲を見直すことの必要性を大事なことだとしているものとして考えさせられた講演でした。